面白いアニメ・ゲーム・小説が知りたい! どうしてこんなに面白い?

面白いアニメ・ゲーム・小説情報を紹介すると共に、「なぜ面白いのか」を考えていきます。 普通のファンの方には情報源として利用していただけます。 作家志望の人たちにとっては参考になるかも?

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小説家になろう「転生ハーレム」

誰でもできる! 小説を創作してみよう! (1)




さて、今回から実際に創作をしていこうと思います。

このブログの目的は、第一にたくさんのアニメ・小説などの作品の鑑賞を行うことです。

加えて、それによって得られる作品を作る方法論を用いて、自分でも創作をしてみよう、というのがもう一つの目的でした。

クリエイターを志望する方も、わたしの創作過程を参考に、自分の作品を作る際に役立てられるかもしれません。

考える「まずどんな話を作ろうか?」 

 小説を書くのなら、まず「何を描きたいのか」つまり「テーマ」あるいは「ジャンル」を決める必要があります。

なぜでしょう? それは、「小説を書く」人たちが陥るある現象を防ぐためです。

それは、いつまで経っても書きはじめられないことです。あれもいいなこれもいいなと夢想しているうちに時間ばかりが過ぎて、結局妄想で終わってしまう。これはただの時間の無駄遣いです。

テーマ・ジャンルを最初に決めることで、「こういう小説を書くんだ」という覚悟が決まります。

書きたい「テーマ」は一人一人違うでしょう。そこに方法論は無く、自分のあたまに浮かぶアイデアを頼りにするしかありません。書きたい「テーマ」すらない、ただ小説が書きたいんだという人もいるでしょう。

しかし難しく考える必要はないのです。

なぜなら、テーマ・は簡単なものでもいいのです。たとえば、「甘々な恋愛を描く」とか「波乱万丈の冒険を描く」とか。

「そんなに適当じゃ、月並みな作品しか出来ないじゃないか」と思う読者もいるかもしれません。

確かに、ぼんやりと「恋愛」「冒険」という「ジャンル」だけを思い浮かべるだけではいけません。

ここで重要なのは、しっかりと「甘々な恋愛ものとは何か?」「波乱万丈の冒険とは何か?」という、今から小説で描く、根本的な「テーマ」を考えることです。

テーマは、「少女とは?」「革命と反乱の違い」みたいな奥深いものでも構いません。というか、それが出来るならやってください。そんな実力がある人はこんなサイト見てないで書いて応募してきてください。

テーマを設定する時に、なんとなくで済ませると、作品はオリジナリティーのない、どこかで見たことのある物の継ぎはぎになってしまいます。

テーマを先に設定して、それを達成するためのジャンルを考えるのが正統派ですが、好きなジャンルを選んだうえで、そこから達成可能なテーマを選ぶのも手段です。臨機応変にやってみてください。

また、テーマ・ジャンルを設定したうえで、それがどこに行きつくのか、書き始める前に考えましょう。

半分くらい書いた後で、「やっぱりこれじゃわたしの思い描くラストに話が落ち着かない!」となった場合、最初から書き直さねばならなくなります。

まとめ

物語のなんとなくの方向性を考え始めるために、

テーマを先に設定するのは、「ラッピングは後で、中身から考える」イメージで、

ジャンルを先に設定するのは、「外堀から埋めていく」イメージです。


そしてラストを決めておくことが最重要です。

……

わたしはこんな小説を書く


さて、わたしの創作の話になりますが、今回は、創作した小説を「小説家になろう」に投稿することにしました。たくさんの人に評価してもらうためですし、人気が出なかったら、さっさと打ち切って「何がいけなかったのか?」考えるためです。

そのことを考慮して、「小説家になろう」に溢れる「異世界転生」「ハーレム」という人気ジャンルの作品を創作することにします。

テーマは、とりあえず「異世界の少女たちの悩み」に設定します。後でいいアイデアが浮かんだら、臨機応変に変えていきます。べつにかっちりやっていく必要はありません。

それを主人公が解決していくことによって、ストーリーを進めようという魂胆です。たくさんの女の子キャラクター(ヒロイン)を登場させることができ、キャラクターを増やせばそれだけ話を膨らませることが出来るテーマ設定です。

しかし、これだけ読んでも「ありがちなラノベっぽい物語になりそうだな」と思う方はたくさんいると思います。

大丈夫です。今はただ、外的環境の要請に基づいて条件を設定しただけです。ここから創作が始まるのです。今は、まだスタートラインに立ったところと言えるでしょう。

ここから、小説の五大要素「テーマ」「世界」「人物」「物語」「文体」を掘り下げていくことで、物語はみるみる見違えていきます。

(賞に応募するような小説を書くなら、「もっと深いテーマ」を題材に選ぶべきなのですが、今回は「小説家になろう」に投稿するので、多くの読者の人気を得ることも視野に入れて考えていこうと思います。)

まとめ

物語を作る……まずどこから始める?

→「テーマ・ジャンル設定」

テーマを先に設定する→「ラッピングは後で、中身から考える」人向け

ジャンルを先に設定する→「外堀から埋めていく」人向け


……オマケ


わたしが実践している創作論は、下の「冲方丁のライトノベルの書き方講座」をベースに、発展、応用したものです。

(この本は既にわたしの記事でレビューしています。読んでみてください)

あなたも、読んでみてはいかがでしょう。

 

誰でもできる! 小説を創作してみよう! (2)




今回も小説を創作していきます。

それによって、わたしも作品を作り上げることが出来ますし、読んでいるあなたも創作の方法論のヒントを得ることができます。

クリエイター志望の方に役立つかもしれませんし、普通の創作作品ファンも「小説ってこうやって作るんだ」と知識を得ることで楽しめると思います。

(このシリーズ記事カテゴリ「フロイラインの創作講座」の最初から読んだ方がわかりやすいと思います)

考えよう!「小説の五大要素」

さて、前回の記事でわたしが行ったのは、これから書く小説の「テーマ・ジャンル設定」でした。

決まったのは、

ジャンル「異世界転生」「ハーレム」で、
テーマ「それらのジャンルのどこが面白いのか?」でした。

今回はそこから続いて、小説の五大要素を考えていこうと思います。

五大要素とは、つまり

テーマ
世界
人物
物語
文体 
 です。

これらの分類は、わたしが知識として知り、創作を行っていく中で正しいと信じているものです。

今も創作するうえで役立っています。あなたの参考になると思います。

前回の内容を踏まえて、それぞれの要素を埋めていこうと思います。それによって、本当に初歩の骨組みが出来上がっていきます。

テーマ
……転生ハーレムの面白さとは?
世界
……異世界。ファンタジー世界。魔法とか魔物とか存在する。
人物
……主人公 中高生。やるときはやる、イケメン。
ヒロイン 正統派ヒロイン
ヒロイン2 ツンデレ
ヒロイン3 無口系

物語
……主人公は何らかの理由で異世界に転生。多くの姫が住む王宮で暮らすこととなる。
ゲーム的な物語。各地でイベントが発生し、それに従って物語が進んでいく。
周囲の国家との争いがあったほうがいい。
文体 
…… 簡易なもの。誰でも読みやすいように。

どうでしょうか。

とりあえず決まっている部分を埋めたうえで、さらにわたしのアイデア(というかテンプレ)を追加しています。

一つ一つ、「なぜそう設定したのか」を見ていきます。

世界


異世界ファンタジーは「小説家になろう」での超人気ジャンルです。それが主な理由ですが、ではなぜこの世界観が人気なのでしょう?

おそらく、

①多くの人が幼少の頃から慣れ親しんだゲーム世界で、安心できるORワクワクできる
②比較的物語を作りやすい。誰でも書ける
③現実逃避願望を叶えるから


ではないでしょうか。

については、「刷り込みが最強」ということですね。マックになぜ子供向けのハッピーセットがあるか知っていますか? それは幼少期からマックの油の味を「美味しい」と覚えさせることで、大人になってもマックの油が美味しいと感じるようになるから、というのも一因だそうです。
ま、どうでもいいことですが。

については、たとえばSF作品を作るとしましょう。科学は論理的ですから、設定を厳格に行わないと物語が破たんします。

その点ファンタジーなら、言ってしまえば何でもありです。キャラクターの思いが世界を変えるなんてことも可能です。

わたしはそういう作品を作るのは苦手なので、ここではSF並に設定を作り込もうと思います。作り込んだだけ、物語の厚みを増すことができ、また作品世界をよりよく理解することで、面白い展開を作ることが出来るようになります。

まあ、本来ファンタジーもしっかりとした知識を基にしないと、良いものは書けないのですが、残念ながらわたしはそこまで深い知識を持っていないので、その範囲でやっていこうと思います。

については、つまりこのジャンルを読む人はナイーブな人が多いかもしれないということです。あまり辛い展開は書かないようにしましょう。ネット小説では、主人公が全く苦しまない小説が受けます。


長くなってしまいましたので、続きは次の記事に回します。まだまだ作品は骨組みすら出来ていません。少しずつ、作品に愛情をもって創作に取り組んでいきましょう。

この「フロイラインの創作講座」は「冲方丁のライトノベルの書き方講座」を基本に、そこから独自に応用、発展差せたものです。「冲方丁のライトノベルの書き方講座」についてはわたしの記事で既に取り上げています。
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