面白いアニメ・ゲーム・小説が知りたい! どうしてこんなに面白い?

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ゲーム

Steins;Gate 0 ――「シュタゲゼロ」前作に負けないクオリティ







これは、救えなかった世界の物語――

STEINS;GATE 0 PS Vita版
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「シュタインズ・ゲート」という作品をご存知でしょうか。
それは最初、ゲームとして発売され、のちにアニメ化し、一気に有名な作品となりました。
想定化学ADVとして、「時間」をめぐる因果を描いた物語は非常にレベルが高く、そのTRUEエンドはそれまでの物語展開で不可能とされていた「ある物事」を見事にひっくり返し、プレイヤーをカタルシスに酔わせました。

このブログでも、以前に紹介したので、その記事(ネタバレアリ)も読んでみてください。

この作品は、その正統続編として発売されました。
「シュタインズ・ゲート」で、TRUEエンドに辿り着けなかった主人公はどうなるのか――そのIFを描いて見せたわけです。

新たなヒロイン、「真帆」と「かがり」、そして人工知能「AMADEUS」という新たなシステムを加え、物語は再始動します。

今回は「シュタインズ・ゲート0」についてレビューをしていこうと思います。

概要

 物語は、主人公の岡部倫太郎が、AMADEUS「クリス」に出会うことから始まります。
 この「AMADEUS」、普通のAIではありません。
 前作、シュタインズ・ゲートでは、タイムリープという技術が存在していました。これは前作のネタバレになってしまいますが、人間の記憶を読み取り、その何テラバイトもある情報を圧縮、それで過去の自分の脳を書き換えることで、事実上の時間遡行を行うことを可能にしました。

 ここで、この作品は新たに次のような問いを投げかけます。
「記憶を抜き出してデータ化することが出来るなら、それをもとにしたAIを作ることも可能なのではないか」
 アメリカのクリスの同僚であった真帆と「リスキネン教授」という片言の日本語を話す新キャラクターが中心になって、これを実現しました。それが「AMADEUS」です。
 クリスは死ぬ前にサンプルとして自分の記憶を保存しており、岡部はその記憶をもとにした「AMADEUS」と出会うというわけです。
 そして、生前クリスと知り合いだったということで、そのAMADEUSと対話し、AMADEUSの反応を調査する実験を任されます。岡部はスマホでAMADEUSと対話できるようになるのでした。

 この物語の展開、発想の転換は素晴らしいと思います。タイムリ―プという前作の遺産をフル活用し、新たな方向へと物語を進めています。


 ここからは、ネタバレを含め、物語を整理していこうと思います。プレイ後に読みましょう!
「シュタインズ・ゲート」より、根っこにある物語の軸が複雑なので、よくわからない部分があった人は、多いと思います。






第一に、この物語は第三次世界大戦を避けることが新たな目標になっています。そのために、
①「クリスが遺したPCを守る」
②「AMADEUSのデータを守る」
③「クリスの記憶が脳に混在するかがりを守る」
ことが必要になってきます。

いずれにしても、タイムマシン開発競争により大戦は勃発しますが、この3つを達成することで勃発までの時間を延ばすことができるようです。

第二に、この物語では大きく分けて二つの悪役が登場します。
「STORATEGIC・FOCUS」略して「ストラトフォー」……特にレスキネン教授
と、
「米軍と連携した研究室」……特にレイエス教授
です。

中盤にある分岐「スマホの電源を切るか否か」で、岡部がレスキネンと対峙するか、レイエスと対峙するかが変わってきます。

電源を切らないと、ロシアのタイムマシン実証実験によって世界戦は変動、第三次世界大戦の只中にある世界戦へと飛ばされます。
そこでは、AMADEUSが米軍の支配下にあることが描写されます。おそらく、レイエス教授がうまくやった結果、AMADEUSが米軍の手にわたってしまった世界線なのでしょう。
再びロシアのタイムマシン実証実験によって、世界戦は元に戻ります。
そこから枝葉が分かれて、
①私秘鏡裏のスティグマ
②無限遠点のアルタイル
③交差座標のスターダスト

へと変わっていくわけです。
この世界線ではかがりの洗脳が完全に成功しており、戦闘者としての実力を見せてくれます。
①私秘鏡裏のスティグマ では、リスキネン教授の本性が露わになります。
未来の「教授」として鈴羽が語る人物はこの人であったことが明らかになります。
STORATEGICFORCUSの目的は、タイムマシン開発に関する情報を私的な会社が獲得することによって、世界の均衡をもたらす、という破綻した、歪んだ目的でした。

真帆が、岡部からタイムリープの話を聞かずにアメリカに帰国することによって、リスキネンに脳を改造されてしまった世界線です。その真帆は再度日本に戻り、岡部から今度こそタイムリープの話を聞き出し、リスキネンに利用されてしまうのでした。
「AMADEUS」の外部からアクセス不能な記憶領域は、手を出すことが出来ない。しかし、人間なら、拷問することによって記憶を吐かせることが出来る」
そのような理屈によって、岡部は拷問されてしまいます。
勃発した第三次世界大戦によって、岡部は何とか逃走に成功しますが、まゆりは自身がクリスの犠牲によって成り立っているということを聞いてしまい、また、まゆりと鈴羽が行方不明になってしまい、途方にくれるいわゆるBADENDです。

②無限遠点のアルタイルでは、真帆が岡部からタイムリープの話を帰国前に聞くことで、脳をいじられずに済む世界線です。その後、真帆とともにタイムリープマシンを再び開発しますが、こちらでも結局まゆりは自身がクリスが死ぬことで選択された存在であることを知ってしまいます。
まゆりと鈴羽はタイムマシンに乗って過去の岡部を叱咤することを目論みますが、STORATEGICFORCUSにタイムマシンの在り処を知られてしまい、襲撃に遭います。戦闘者となったかがりに助けられ、なんとか時間遡行を行いますが、直前に戦闘ヘリから発射されたロケットランチャーの直撃を受け、生死不明となります。

しかし、生死不明、ということは、死んでしまったということが確定していないことを示します。岡部は二日かけてタイムリープマシンを作り直し、過去へ跳躍、戦闘ヘリが現れる前にタイムマシンを送り出すことに成功します。

しかし、世界戦変動は起こりません。つまり、まゆりと鈴羽は過去の岡部を叱咤することが出来なかったのでしょう。
それでも岡部は笑います。
「フゥハハハ……! 我が名は鳳凰院凶真! 世界の支配構造を破壊し、混沌の未来を作り上げる者だ!」



とりあえず、交差座標のスターダストは飛ばします。(明誓のリナシメントが必須条件のため)

④相互再起のマザーグース
⑤存在証明のオートマトン
⑥明誓のリナシメント

これらは、中盤でスマホの電源を落とすことで分岐する物語です。
構造としては、⑤存在証明のオートマトンは、分岐後のとあるAMADEUSクリスからのCALLに出ないことで発生するルートです。黒ライダースーツ(おそらく中身はレイエス)に襲われた真帆は、レスキネン教授とともに研究室のAMADEUSを確かめに行きますが、まさかのレスキネンがレイエスに発砲され死亡します。
ストラトフォーは壊滅し、米軍の手先であるレイエスが本性を表し、AMADEUSの不可侵領域の記憶データを渡すよう脅します。ここでのAMADEUSと真帆の連係プレイは面白かったですね。
仲良くなったラウンダーの萌郁が助けに来てくれて、一緒にAMADEUSを守ることになります。
このルートでは、AMADEUSの不可侵領域のデータは誰にも取り出せないことが明らかになります。存在するのは、記憶データを全消去するコマンドだけであると。つまり、
①「クリスが遺したPCを守る」
②「AMADEUSのデータを守る」
③「クリスの記憶が移植されたかがりを守る」
このうち、②はそもそも必要なかったことになります。
レイエスに強いられ、真帆はクリスの記憶データを消去する結果になってしまいます。
AMADEUSクリスは消去される間際、こう言います。
「シュタインズ・ゲートは必ず存在する」
リーディングシュタイナーをAMADEUSすらも持つことが示唆されるのも、物語の可能性としては面白い部分でした。
真帆がアメリカに戻る飛行機の中で、クリスの研究を引き継ぎ、タイムマシンに関する研究に意欲を燃やすシーンで終わります。

④相互再起のマザーグースでは、AMADEUSが奪われることで世界戦が変動、まさかのα世界線へ岡部は移動します。
そこで、クリスと再会する岡部。しかし、クリスは新たにタイムリープマシンを開発、まゆりを救えなかったことを延々と公開する岡部を見ていられなくなり、世界線をβに戻そうとしていました。
岡部は、しばしの楽しい時間ののち、β世界戦に戻ります。
そこでは、以前の世界線と異なり、かがりの記憶が一部戻っています。しかしその中には植え付けられたクリスの記憶が混ざりはじめ、かがりは脳に二人分の記憶が混在する非常に危険な状態になります。おそらく、記憶の植え付けはリスキネンによるものでしょう。
このルートでは、完全にかがりの記憶を取り戻すことと、例の歌の解明に注がれます。最終的に歌は未来と過去の人々を行き来して、どこが発祥なのかわからない、という面白い結論に至りましたね。かがりはすべての記憶を取り戻し、他のルートでは鈴羽とまゆりがタイムマシンに乗るところを、かがりがまゆりの代わりに乗ることになります。
まゆりとかがりの母娘関係に焦点を当てたルートです。

⑥明誓のリナシメントは、ゼロの中でも屈指のシナリオだったのではないでしょうか。
岡部は世界線を移動させられた結果、なんと2036年の未来へとたどり着きます。その理由は、その世界線では岡部は精神が崩壊しており、肉体だけが保存されていました。そこに2015年1月31日の記憶移植された結果、その記憶にタイムリープしていた岡部は2036年に目を覚ますことになるわけです。
2025年に岡部は存在していないはず、という疑念が湧くでしょう。実は、死んだのではなく、2025年にレスキネン(?)に拷問を受け、精神崩壊をしていただけだったのです。
「世界を騙していた」
岡部はそのことに気づき、それがシュタインズ・ゲートに至る鍵なのではないか、という発想をここで得ます。
死んでしまったルカ子や、その時代に必死に生きるラボ面の思いを胸に、機能の向上したタイムリープマシンを使用して、岡部は3000回のタイムリープを敢行、2015年にまで戻ってきます。この世界線では、かがりは記憶をほとんど取り戻しておらず、元気がありません。
そこで鳳凰院凶真が復活、STRATEGICFORCUSが奪ったAMADEUSクリスの記憶を削除するために動き始めます。
そこで未来で知ったSTRATEGICFORCUSのアジトに潜入しますが、そこは既に他の者に占拠されていました。米軍に加担したレイエス教授です。
そこで、レイエス教授はクリスの記憶をかがりに植え付けることで、不可侵領域の記憶データを聞き出すことが出来るという結論に至っており、実際にそれを行おうとします。当然、かがりの記憶は消えてしまうわけで、そんなことを岡部は許しません。AMADEUSもそれを拒否しますが、レイエスは次に自分の脳にデバイスを装着、自分の脳にクリスの記憶を宿そうとします。しかし、ダルのハッキングによる記憶データ削除が一瞬早く、レイエスの脳には空のデータが植え付けられ、レイエスは廃人になってしまうのでした。

最後に岡部が例のDメールを送信し、過去の自分に希望をつなげます。

さて、そこで無限遠点のアルタイルを最初からプレイすると、③交差座標のスターダストが追加されます。

③交差座標のスターダストは、いわゆるTRUEエンドであり、明誓のリナシメントでDラインを送ることで発生します。無限遠点のアルタイルから続く未来、岡部が「あの時」の岡部と、「あの時」の鈴羽にDメールを送る2025年の場面が描かれ、最後に、岡部は初号タイムマシンに搭乗し、実証実験を兼ねてどこかの座標に飛んで行ってしまった鈴羽とまゆりを救い出しに向かいます。

”あらゆる未来が、あの時の岡部につながっている”

”世界は騙せる
可能性を繋げ
世界は欺ける”

そんな言葉で彩られて、思わず涙腺が緩むような感動的な物語です。


このシナリオの良い点
①「AMADEUS」
先ほども書きましたが、この発想は素晴らしいと思います。
このアイデアがなければ、クリスを登場させることは不可能だったと思いますし、クリスの遺産が世界大戦の発端になってしまう……というアイデアにもつながらなかったでしょう。

②「真帆とかがり」

真帆はクリスが日本に渡る以前を知るキャラクターであり、クリスのキャラをさらに掘り下げてくれていますし、過去にクリスがやっていた事柄「AMADEUS」開発から、物語を進めていく際に重要な役割を果たしています。
そのキャラクターもなかなか強烈で、シュタゲらしいいい味を出していると思います。

かがりは、鈴羽と一緒に未来からやってきた少女、ということで、各ルートで全く異なる使われ方をされているキャラクターです。クリスと外見が似ていることから、クリスと対比することに使われたり、過去と未来を行き来する物語の中での「歌」の継承という時間モノらしい物語展開を可能にしたり、はたまたライダースーツの謎の人物の正体であったりします。ここまで一つのキャラクターが変化するという、世界線の可能性を示すキャラです。
悪い点

「主人公=プレイヤーの選択が、直接の因果関係で展開につながらない」

ここまで読んできてお気づきでしょうが、今作の世界戦の分岐は、ロシアによるタイムマシン実証実験や、タイムマシン理論に関わるクリスの記憶データに関与すること等で分岐します。

そこで問題なのが、プレイヤーにはどう世界が分岐するか、まったく想像がつかないところです。前作と比べ、自分で世界線を動かす、ということは今作はありません。
先ほど書いたクリスの記憶データに関与する、ということも少し電話に出るのが早いか否か、で分岐が変わったりするので、なぜそれだけでこんなにも違う世界戦へと到達するのか、不可解な点も多いです。

まあ、そこに関して目くじらを立てる必要はないのかもしれませんが、やはりなんか変だな、という印象を抱かせる一因になっていると思います。
前作は、「まゆりの死とクリスの死は、アトラクタフィールドの収束のうちで絶対の事象」というルールがあったため、物語が理解しやすかったのですが、今作はほぼβ世界戦の中で世界線変動が起こるので、変化がわかりにくく、今自分がどの世界線にいるのかわからないので、少々すっきりしません。
全体的に、ぴったりと噛み合わない感じがありますね。許容範囲だとは思いますが、前作の完璧さを前にすると、やはり傷に思えてしまいます。
ですが、正直のあの前作から続編を出すこと自体が困難を極めたと思います。これだけ面白い物語を展開できただけでも、感動的だと感じます。

まとめ……なぜ面白いのか?

やはり、前作にストラトフォーや米軍という新勢力の思惑、AMADEUSという新技術、真帆やかがりという新キャラをうまく加えたというのが理由でしょう。

「続編を出す」ということは非常に難しいことです。前作を尊重しつつ、新しい面白さを加えなければならないのですから。

これだけ多くのアイデアを緻密に積み重ねなければ、あの素晴らしい前作の続編としてまともに成立することは出来ないのです。6つのルートで、見せられる面白い物語をすべて見せてくれた、素晴らしいクオリティのシナリオでした。


今後、アニメ化も予定されているようで、期待が高まりますね。一つの物語にするのは、結構大変だと思いますが、おそらく明誓のリナシメントの次に、無限遠点のアルタイルを描き、かがりも少し掘り下げた感じになるのではないかと予測しています。けっこう自信のある推測です。というか、このゲームの面白い部分を掬いとるとしたら、それしかないですね。
おまけとして、次のものを紹介しておきます。

 シュタゲは色々な追加シナリオが発売されており、今回の正統続編とは違う肩の力を抜いた作品が多数発売されています。もっとシュタゲ世界を味わいたい人は、「比翼連理のだーりん」なんかも、どうぞ。

実はシュタゲ0の前に、書籍にて一部の物語は発売されていました。紙の本で読むのとゲームでプレイするのはまた違う体験だと思うので、読んでみるのもいかがでしょうか。
アマデウス [ いとうかなこ ]

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 OPの「アマデウス」も、プレイ後に聞いてみると新たな発見があります。ぜひ、FULL版も聞いてみましょう。 

「アークスフィア」 スマホでこっそりネトゲ!?






今回はスマホゲーム「アークスフィア」についてレビューをしていこうと思います。


(アークスフィアの公式サイトへ

概要

今回紹介するアークスフィアは、ISTOREやGOOGLEPLAYでダウンロードすることの出来るスマホゲームです。

いわゆる「ネトゲ」の「MMORAG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)」をスマホに持ってきたゲームです。よって、容量がかなり大きく、Wi-Fiでのプレイが望まれますが、そのぶん他のゲームより満足感は遥かに大きいでしょう。

プレイヤーは、ファンタジーな世界観の中で、四つのジョブのどれかを選び、モンスターを倒し、ダンジョンを攻略し、クエストをクリアしていきます。

ジョブには、「デミゴッド」
「デミゴッド」の画像検索結果
「エルフ」
「エルフ アークスフィア」の画像検索結果
「ルミクル」
「ルミクル アークスフィア」の画像検索結果
「アーマン」
「アーマン アークスフィア」の画像検索結果
があります。
雰囲気は、プレイ動画を見ると直感的にわかると思います。(下の動画はかなりやりこんでる人たちですけどね)



このゲームの良い点


他人との協力プレイ!
これは、なかなか他のゲームアプリでは無いのではないでしょうか。確かに、たとえばパズドラでは、フレンドのモンスターを借りて戦うことができますが、「アークスフィア」では、他人の操作するプレイヤーが動いて現れます。

「他人と一緒に遊んでいる」感がより強く感じられて、凄く楽しいです。チャット機能もあり、仲良くお喋りが出来ます。アイテムの交換や、売買も出来ます。

指でスライドして技を繰り出す直感的なプレイ!

これこそ、スマホ用に最適化されたネトゲである所以です。序盤に、まっすぐ敵に向かって指をスライドすることで、特別な技を繰り出すスキルを覚えられます。

プレイヤーのジョブは、四種類あります。それぞれ指の動きに対応した技が違います。

このゲームの悪い点

良くも悪くも作業ゲームなので、すぐ飽きる人もいるでしょう。しかし、協力プレイをすれば、作業感は払拭されるでしょう。パーティーの誰かがモンスターを沢山倒してくれて、いつのまにかクエストがクリアされているなんてこともあります。

なぜ面白いのか?

「アークスフィア」の面白さは、ネトゲの面白さなので、そもそも、ネトゲがどうして面白いのか、ということを考えます。

ネットゲームは、他のゲームと違い、多くの人とマルチプレイが出来るのが特徴です。

その何がいいのかというと、やはり人と人とのコミュニケーションが出来ることでしょうか。人間は、どんな人でも他人とのコミュニケーションを本能的に求めてしまいます。ゲームの中でその欲求を満たすことが出来るのです。

コミュニケーションとは、社会生活そのものでもあり、ゲームの中で、新しい人間として生活する感覚を得られるのです。

ネトゲ廃人などが生まれてしまうのも、そのせいですね。

くれぐれもやりすぎに注意しましょう。といっても、アークスフィアはプレイヤーが生活を台無しにしてしまうほどやりすぎることを、防止するシステムが備わっています。

無料ゲームアプリは、基本的に「広告収入」、または「課金」によって、商売を成り立たせています。

このアークスフィアは、課金制であり、課金することで様々な制約がなくなり、より快適に行えるようになっています。

その制約の中には、スタミナ制があります。ある程度の時間プレイすると、経験値やアイテムが入手できなくなるようになっているのです。つまり、あまり長時間プレイは無料では出来ないのです。

「アークスフィア」では、健全なプレイをすることができるのです。ダウンロードして、寝る前の暇つぶしにでもしてみるのもいいかもしれません。



「GODEATER」シリーズ 手を出してない人は損!?


今回はGODEATERシリーズについて書いていこうと思います。 




なぜ、「GODEATER」をこのブログで取り上げるのか? 

それは、わたしはシリーズ二作目の、「GODEATERBURST」が好きだからです。

GODEATER一作目は、モンハンに対抗し、狩りゲーのアクションに新しい要素を盛り込みながら、さらに物語性を加えた作品でした。新しい要素もよかったのですが、わたしにとってはそのストーリーが、魅力的なポイントです。

良い点

世界観は、近未来、オラクル細胞という物質で構成される「アラガミ」が、神の姿をかたどって、世界に跋扈している、というもの。

その世界で、GODEATERはオラクル細胞をコアに取り入れた神機を使って、アラガミを狩っていくわけです。

主人公は神食いの一人となり、同僚と仲良くなりつつ、上層部の野望、そして「終末捕食」という現象にも立ち向かうことになります。

また、アラガミの「少女」にも主人公たちは出会うことになり、同僚の一人が自己を「犠牲」にしてしまったりします。

これらの「終末捕食」や「少女」、「犠牲」というモチーフが、神話的でいいですね。終末や、巨悪に立ち向かう無垢な少女というモチーフは、数多くの神話に登場します。英雄の自己「犠牲」も同様です。ゲームやアニメのシナリオには、神話的な物語を求める人たちが多いのです。

アニメで一つ例を挙げるなら、、エヴァンゲリオン(訳すとキリスト教の福音)は明らかに神話を扱っています。

神話的な物語は、人々に、役に立つ情報とは少し違った、「人生の教訓」のようなものを与えます。現在の儀式や神話が欠乏した世界において、そのようなものに魅力を覚える人は少なくないのです。

もう一つ、ストーリーについて素晴らしい点を一つ。

ある場面で、主人公は「生きることから逃げるな!」という台詞を大きく叫びます。

この台詞はシリーズ屈指の名台詞ですね。世界観と、該当するキャラクターにピッタリマッチしたセリフでした。物語の盛り上がり最高潮で発せられるこの台詞は、多くのプレーヤーを興奮させ、次に訪れるラストバトルに、その興奮をもったまま向かうことが出来たでしょう。

それに同僚である、「魅力的なキャラクター」もこの作品の特徴です。

このアリサさん(CV坂本真綾さん)は、フィギュアがほとんど売り切れるほどの人気ですね。下乳がチャームポイントなんでしょうか。

下のフィギュアはGODEATER2で、新たな戦闘衣装に身を包んだアリサです。何を着ても可愛いですね。

他の「シエル」など女性キャラも可愛らしく、男性ゲーマーの皆さんは買ですね。

音楽面も、かなり優れています。主な担当は椎名豪さんという方らしいです。何気にアイマスとかの曲も作ってる人ですよね。

下の曲は、名曲ぞろいのゴッドイーター楽曲の中でも屈指の名曲、「神と人と」です。


そして、こちらは無印と、BURSTのOP曲「OVER THE CLOUDS」です。GODEATERの世界観を表現していて、低温とボーカルの高温が耳に心地いい曲です。



たくさん紹介したいのですが、この戦闘中BGMで最後にします。「終わりなき侵喰」という曲です。ストーリーでも最高に盛り上がるシーンで流れます。



やはりゲームは音楽が良く雰囲気を演出していると、格段に面白くなりますね。下の2とRAGEBURSTのサントラも素晴らしい出来だと思います。

悪い点 

「GODEATER2」以降について

GODEATER2は、1に比べるとストーリーはかなり劣っている気がします。制作陣が一生懸命考えたのはわかるんです。しかし、変なところに力を入れすぎているというのが率直な感想です。

GODEATERもそのBURSTも、適度に中二病なストーリーがよかったのですが、GODEATER2以降、物語がやたら中二色を増して、ノリだけで問題を解決してしまうなど、迷走している感じです。

キャラもやたらカッコつけたやつが出てくるし、媚びすぎなキャラも出てくるし、うーんという感じです。古参ゆえの文句でしょうか。確かに、1やBURSTの要素をより先鋭化したら、こういうことになるのはわかります。2から始めた人は、違和感ないかもしれません。

ブラッドアーツや、キャラクターエピソードなど、新要素を取り入れている点はとても良いです。

「GODEATER2 RAGEBURST」について

実はわたし、プレイしておりませぬ。動画だけYOUTUBEで確認しましたが、ストーリー面ではさらに中二レベルが上がっているようですね。

新たな戦闘での要素「ブラッドレイジ」も強すぎて、バランスは崩壊の一途をたどっているようです。

わたしがシリーズで一番お勧めするのは、「BURST」です。



今「GODEATER BURST」の「BEST」版がとても安いと思いますので、是非春休みにプレイしてみてはいかがでしょうか。50から70時間くらいで全部クリアできると思います。

マイナーだけど面白いゲーム 「英雄伝説シリーズ」は傑作① 「零の軌跡」




今回はゲーム「英雄伝説シリーズ」特に「零の軌跡」についてレビューをしていこうと思います。 



英雄伝説シリーズ、知らない人ってけっこういるんじゃないでしょうか。知る人ぞ知るという感じになっていますが、知らないからプレイしないのはもったいない! その魅力を紹介していこうと思います。

概要

公式のあらすじを引用します。

ゼムリア大陸西部、クロスベル自治州。かつて帝国と共和国の狭間でし烈な領土争いが繰り広げられたこの地は、現在では大陸有数の貿易、金融都市として発展を遂げ、繁栄を謳歌していた。
そんな中、市民の信頼を失ったクロスベル警察に四人の若者が集められる。

その四人が、下の画像のロイド・エリィ・ランディ・ティオです。いい絵ですね。

およそ規格外な彼らは、特務支援課という新部署に配属され、厳しい現実に直面しながらも、力を合わせて立ち向かっていこうとする。

これは壁を乗り越えようとする若者たちと、大都市の光と闇に生きる人々の生きざまを描いた物語である。



このゲームの良い点


そもそもなぜこのブログで取り上げるのかと言うと、「ストーリー」が良くできているからです。小説やアニメに負けないくらい、よくできていると思います。

どこが良くできているのか? それは、大国に挟まれた「クロスベル自治区」の設定がリアリティあるものだというのが一点。そんな状況下での、登場人物たちの奮闘が美しく描かれているのが一点と言った感じでしょうか。

あと、大事なのが女キャラが可愛いことですかね。上の画像でその可愛さわかると思います。青髪の子がティオで、茶髪の子がエリィというのですが、前者のCVが水橋かおりさん、後者のCVが遠藤綾さんです。

しかも、物語のキーとなるキーアというロリっ子のCVは釘宮理恵さんです。

他にも、サブキャラでは佐藤利奈さんや浅野真澄さん、大原さやかさん、生天目さんも出演しています。

声優ファンの方にとっては、長いシナリオでたくさん声優さんの声が堪能出来て、しかも戦闘中はダメージボイスも聴けちゃうので、うれしいでしょう。

以前はPSPだったせいで絵が荒く、またボイスも少なかったですが、PSVITAの「EVOLUTION」では、もちろんグラフィックは改善しているし、フルボイスです。これは買いとしかいいようがないです。

このゲームの悪い点

巷では「おつかいシステム」と呼ばれる、特務支援課に舞い込むちょっとした依頼をこなしていくのがめんどくさいかもしれません。全部こなすと、けっこう時間がかかります。

あとは、個人的なことですが、いつになったらこの作品群は終わりを迎えるのか、心配です。空の軌跡シリーズから物語の舞台は共通していて、謎の組織の正体が明らかになっていなかったりするので、ちゃんと決着をつけられるのかな、と思っています。

なぜ面白いのか?

「物語の面白さ・キャラクターが困難を克服するカタルシス」があるからでしょうか。

こういう「王道」と呼ばれる物をきちんと描くのは、簡単なようで難しいのです。日本ファルコムさんのライターには、実力のある方が就いているのでしょう。

BGMがとても優秀です。場所ごとにBGMが変わるのですが、街や山道などの雰囲気を演出してくれます。また、バトル曲には盛り上がりを演出する音楽がある一方で、主人公のロイドとヒロインたちが心の交流を深めるイベント中に流れる曲には切なさを含んだような優しいBGMも多く、すごくじんわり聞き入ってしまいます。

バックの音楽が心に響くのとそうでないのとでは大きく違います。

あと付け加えるなら、ゲームシステムの面では、「戦闘システムがシンプルなようで奥が深い」ところがあります。前作の「空の軌跡」には無かった、雑魚敵は道端でほいほい倒せちゃうシステムも、楽ちんでいいところです。



零の軌跡では、物語の途中でゲームが終わってしまいます。続編が上の「 碧の軌跡」です。

今回はネタバレなしなのであまり詳しいことは書けませんでしたが、また今度書く「碧の軌跡」のレビューでは、プレイ済みの方を対象に、ネタバレありで、もっと深く物語の内容に踏み込んで記事を書いていこうと思います。

空の軌跡  閃の軌跡1・2についても、また今度レビューをしていこうと思います。 
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